岩鴨日記 ちょこっとインコ

岩登りと鴨が好き。家の購入を機にDIYにも手を出し始める。そんなゆったり生活な日記。

瑞牆山ボルダリングトポを買ったのでレビュー

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関西在住なのでなかなか機会がないが、たまに訪れるクライミングワンダーランド、瑞牆山のトポが発売されたので買ってみた。

ニューエリア(大面下岩エリア、ハットエリア)以外の監修はもちろん室井登喜男氏。

『日本ボルダリングエリア上下』には瑞牆山も掲載されているが、継続的に開拓が進められており、まだまだエリアが広がっていっている。新規開拓されたエリアはロクスノなどに単発で掲載されてはいたが、この度、現時点での瑞牆山エリアを網羅したトポを出して頂いたのは嬉しい限りである。

さて、室井氏が改めて監修したとのことで、グレードや名称の見直しも行われているようなので、私の知っている範囲でレビューしてみようと思う。

 

<瑞牆レイバック5級?→3級>

初めて見た時はそのカッコ良さに圧倒されたのを覚えている。そしてそのグレードにも驚いた。ある程度の高さがあり、レイバックの技術も必要でまさかの5級かと。岩のカッコ良さ、課題の美しさは申し分ないものの5級とは・・・いや、グレードが全てではないのは分かっているが当時の私にはどうしてもチャレンジ意欲が沸かなかったし技術も伴っていなかったと思う。その後、いや本当は3級だ、いや動画では5級となっているぞ、あそこにも5級と書かれていたなど、話しづてで聞いてはいたもののハッキリとはしなかったが、この度室井氏の見直しのもと3級ということでとりあえずは落ちついたのではないか。まぁそれでも3級かと思ってしまうのは、自分の実力不足の致すところ。

 

チンアナゴ初段→スプリットエッジ3級>

これはやっぱりなという感じ。ボウズ回避のため優しい初段があると聞いて訪れたものの、初段というグレーディングにしては優しすぎる。あの名作阿修羅と並べられたら阿修羅様も怒り心頭ではないか。これは『室井氏初登ではない』、or 『室井氏初登だがグレードがどこかで間違って(変化して)伝わっている』のどちらかだと思っていたが、どうやら後者だったようだ。名前もチンアナゴって。。。まぁ形は似てはいるが。。。命名した人出てきなさい(笑)

課題名ってすごく大切だなっと思った出来事でした。

 

<羽音初段 → 2級>

スローパー(少し)持久系の課題で、友人は完登していたが自分は興味持てず。今回2級と判明してさらに興味持てず(笑) 

 

竜王1級→初段>

短いがカチアンダーからの小ランジ、マントルの絶品課題。初登時は今よりアンダーが持ちやすかったようで、その後アンダーカチが破損して少し難しくなった模様。なので初段に昇格したと推測している。

 

<日々の暮らし1級>

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今回、私が見た中で(課題として触った中で)1番気になっているのが、日々の暮らし1級である。スタートは向って右側カンテ~リップ付近、しかもSDになっているのだが、youtubeに上がっている動画の9割は右手カンテリップ、左手ポッケのセパレートでスタートしている。私が見た中では2つほどトポ通りのマッチスタートしているものはあったが、SDではなかった。逆にSDではあるがセパスタートになっている動画もいくつかあった。結局、室井氏のトポ通りのスタートで登っている動画は現時点では見つけられなかった。

何故マッチSDスタートになっていないのか。色々な動画を見て思ったのだが、どうやらスタート位置と地面までの距離が遠いようで、マッチで持ってしまうとお尻が浮いてしまいSDが出来なくなる物理的な問題のようである。室井氏初登時より下地が大きく下がってしまったことに起因しているのではないか。今度行ったときに正規スタートでやってみようと思う。

 

さて色々と書いてはみたものの、ただ単にトポを見ているのが楽しいのです。

岩が恋しくなる季節になってきたので気持ちを高めていきたいと思います。

それではまた。